春先に咲く山茱萸（さんしゅゆ）。
例年、三月中旬から下旬にかけて、
葉っぱより先に黄色の小さな花を付け
ます。枝先全体にまで黄色の花を付け
るので、春黄金花（はるこがねばな）
との別名があったりします。

春先の花には何故か黄色い花が多い、
この山茱萸、臘梅（ろうばい）、
マンサク、トザミズキなど、みな黄色
の花を付けます。
そうこうする内に黄色一面の菜の花畑…

写真は真如堂の本堂裏手の山茱萸です。
下の写真は11月中頃の実を付けた山茱萸、
この山茱萸が渡来した時には江戸幕府の
小石川薬園で育てられ、その実は乾燥
させ煎じて酒に浸して、解熱剤や滋養
強壮剤として用いられていたそうです。