/// 13年、厳島神社、巳年 /// (12/12/26)
京都御苑内にある厳島神社の神使は巳です。 この厳島神社は平清盛が母・祇園女御のために広島の厳島神社を 勧請したのが始まりと伝わります。その後、室町時代に足利氏に よって移設され江戸時代になって今の地、九条家跡に鎮座したと 伝わります。 ご祭神は田心姫命(タゴリヒメノミコト)、湍津姫命(タギツヒメノミコト) 市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)の三神で俗に宗像三神と云われます。 古事記などによっては田心姫命が奥津島比売命(オキツシマヒメノミコト)で あったりしますが、美人の誉れ高い三姉妹であったとか。 その三女神の中でも市杵島姫命は仏教の弁才天と同神とされます。 弁才天は河川の神、水の神と云う性格を持つとかで日本三大弁才天、 竹生島、江ノ島、厳島などはいずれも水辺に祀られています。 そして、水神の使いは蛇とされており、ここに来年の干支である巳と関わりの ある神社となっています。 また、厳島神社にある鳥居は京都三珍鳥居と云われ 笠木と島木が共に唐破風になっている珍しいものです。 |