///  2008年、まねき上げ、南座  ///

 四条大橋の東詰にある南座、そこに上げられた”まねき”です。
この時期、南座では「吉例顔見世興行」が行われ、その役者の
面々の名前が書かれています。

江戸時代、劇場との1年契約だった名残、その年の役者をお披露目
する”吉例顔見世興行”でした。今は形式的な行事になっていますが、
この”まねき上げ”を見ると、歌舞伎、演劇に興味ない人でも
京都の人は師走を感じることになります。

ちなみにこのまねきの書体は”勘亭流”と云われ、隙間なく客席が
埋まること願い隙間の少ない書体で書かれます。
また、ハネは劇場に多くの人が呼び込まれるようにと内側に
ハネで書かれます。

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